ジャズピアニストがよく使う「3度と7度のボイシング」

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ジャズの演奏では、3度と7度の2音だけを弾くボイシングが非常に重要です。これはコードの基本的なキャラクターを決める音であり、シンプルながら実践的なサウンドを作ることができます。

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👉Voicing_3rd+7th Ⅴ7

練習方法

まずは、楽譜の上2段にある「3rd + 7th」のボイシングを、書かれている順番通りに練習してみましょう。この順番で練習することがポイントです!

  1. 左手でルート、右手で3rdと7thを弾く
  2. 以下の順番でコードを4度進行させる

C7 → F7 → Bb7 → Eb7 → Ab7 →

この進行では、右手の3rdと7thの形が半音ずつ下がっていくことがわかると思います。

さらに、以下の進行でも試してみましょう。

Gb7 → B7 → E7 → A7 → D7 →

この場合も、右手のボイシングは先ほどと同じになります。これは、減5度の関係にあるドミナント7thコード(裏コード)は、同じ3rdと7thを持っているためです。

裏コード(トライトーン・サブスティテューション)

以下のように、あるコードとその裏コードは同じ3rdと7thを共有しています。

  • C7 = Gb7
  • F7 = B7
  • Bb7 = E7
  • Eb7 = A7
  • Ab7 = D7
  • Db7 = G7

この性質を利用すると、4度進行のルートを入れ替えても、右手のボイシングは変わらないことがわかります。

例えば、

C7 → B7 → Bb7 → A7 → Ab7 →

Gb7 → F7 → E7 → Eb7 → D7 →

と進行させても、右手の3rdと7thは変わらずに使えます。

テンションを加えた応用編

表の3段目以降には、3rdと7thにテンションノートを加えた例を掲載しています。

  • 「+1 note」… テンションを1つ加えたボイシング
  • 「+2 note」… テンションを2つ加えたボイシング

テンションを加えることで、より深みのある響きを作ることができます。

 

この練習を続けることで、スムーズなコードチェンジやリハーモナイズの理解が深まります。ぜひ試してみてください!

 

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2025年02月05日 | Posted in 教材 | | Comments Closed 

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