北欧のジャズについて②

暑い日が続きますね。。。
そんな夏に、涼しげな(?)北欧のジャズについて、続きを書きましたー。

連載

– 北欧のジャズについて② –

前回ご紹介したスウェーデンのピアニストEsbjörn Svenssonが、とりわけ大きく影響を受けているのが、アメリカの著名なピアニストKeith Jarrettの音楽です。それも、スタンダードナンバーを中心に演奏する現在のスタイルではなく、70年代にオリジナル曲を中心に演奏していたころからの影響が強いと思います。

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Miles Davisのバンドを離れた後の70年代のKeith Jarrettは、ソロピアノの他に2つのカルテットを率いて活動していました。アメリカのメンバーと組んだ泥臭くスピリチュアルな雰囲気が特徴の通称「American Quartet」と、北欧のメンバーと組んだ叙情的で透明感のあるサウンドが特徴の通称「Europian Quartet」の2つです。

「Europian Quartet」は、Keith Jarrettがレコードを出しているECMレーベルの設立者Manfred Eicherの紹介で結成する事になりました。ノルウェーのサックスJan GarbarekとドラムJon Christensen、スウェーデンのベースPalle Danielssonというメンバーです。

彼らはECMを代表するプレイヤーですが、ジャズのルーツにあるブルースフィーリングよりも、ヨーロッパの民謡などに聴かれる様な哀愁をどことなく感じさせました。

ECMはレーベル全体で一貫したカラーを持っており、リバーブを効かせたその独特の音作りは、彼らの演奏を一層輝かせました。ドイツに拠点を置きながら、ノルウェーのレインボースタジオを録音の拠点としており、北欧にとても縁の深いレーベルです。

北欧ジャズ=ECM的ジャズと片付けてしまうのはちょっと乱暴ですが、ジャンルとしての「北欧ジャズ」の様式美は、ECMの存在なしでは語れなさそうです。

2013-08-19 | Posted in BLOG, NOTENo Comments » 

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